文型と格助詞 

こんにちは。

今日は、日本語の文型と格助詞について勉強します。以下の3項目について勉強します。

➀文型

②格助詞

③ 命題とモダリティ

では始めましょう♪♪

➀文型

名詞文:名詞が述語となる文

   例:私は学生です。

形容詞文:形容詞が述語となる文

   例:今日は暑いです。

動詞文:動詞が述語となる文

   例:雨が降ります

★クイズ★

Q.次の述語文は、動詞文、形容詞文、名詞文、のどれですか。

1.大雪が降っている

2.子供の様子が心配だ

3.祖母は元気だ

4.私の親友は歯医者だ

5.夕焼けが美しい

6.彼は昨年結婚した

★答え★

1.動詞文 2.形容詞文 3.形容詞文 4.名詞文 5.形容詞文 6.動詞文

②-1 格助詞

格助詞は、名詞につき、その名詞が、述語とどのような関係にあるかを示します。

ガ格:~が【動詞】

  例:学生 勉強する。

ヲ格:~が ~を【動詞】

  例:田中さん コーヒー 飲んだ。

二格:~が ~に【動詞】

  例:私 沖縄 住んでいる。

ト格:~が ~と【動詞】

  例:私 ケーキを作る。

★クイズ★

Q.次の述語文は、「~が動詞」「~が~を動詞」「~が~に動詞」「~が~と動詞」「~が~を~に動詞」のどれですか。

1.泣く

2.見る

3.賛成する

4.与える

5.喧嘩する

6.着る

★答え★

1.~が動詞 2.~が~を動詞 3.~が~に動詞 4.~が~を~に動詞 5.~が~と動詞 6.~が~を動詞

②-2 格助詞の用法「ガ格」

主体:「が」の前の言葉は主語になります。

例:空青い。

対象:「が」の前の言葉は目的語になります。

例:水飲みたい。

★クイズ★

Q.次の格助詞の用法の中で、1つだけ異なるのはどちらですか。

1.音楽好きだ。

2.ギター弾ける。

3.空青い。

4.水飲みたい。

★答え★

3(主体) それ以外は(目的)

②-3 格助詞の用法「ヲ格」

移動の起点:出発する

例:家出る。

移動の経路:通る

  例:近所散歩する。

★クイズ★

Q.次の格助詞の用法の中で、1つだけ異なるのはどちらですか。

1.家出る。

2.近く散歩する。

3.橋渡る。

4.トンネル通過する。

★答え★

1 (移動の起点) それ以外は(移動の経路)

②-4 格助詞の用法「二格」

目的

例:映画を 見 いった。

到達点

例:空港 着いた。

★クイズ★

Q.次の格助詞の用法の中で、1つだけ異なるのはどちらですか。

1.買い物行く。

2.釣り行く。

3.学校行く。

4. 食事行く。

★答え★

3 (到達点) それ以外は(目的)

②-5 格助詞の用法「デ格」

原因・理由

例:地震 電車が 止まった。

道具

例:はさみ 紙を 切る。

★クイズ★

Q.次の格助詞の用法の中で、1つだけ異なるのはどちらですか。

1.地震家が壊れた。

2.風邪休んだ。

3.おもちゃ遊んだ。

4. 雨バスが遅れた。

★答え★

3 (道具) それ以外は(原因・理由)

②-6 格助詞の用法「ト格」

動作を一緒におこなう。

例:姉と ケーキを作る。

相互的な動作の相手を表す。

例:姉とけんかする。

  彼と結婚する。

★クイズ★

Q.次の格助詞の用法の中で、1つだけ異なるのはどちらですか。

1.姉ケーキを作る。

2.母口論する。

3.弟勉強する。

4. 父出かける。

★答え★

2(相互的な動作の相手を表す。) 

それ以外は(動作を一緒におこなう。)

②-7 取り出しの「は」

「は」は、文の要素を取り出して、文の主題とする働きがある。

例:太郎 原宿で 花子と 紅茶を 飲んだ。 

「太郎」が主題部分、 「原宿で花子と紅茶を飲んだ」が解説部分

例:原宿では 太郎が 花子と 紅茶を 飲んだ。

「原宿」が主題部分、 「太郎が花子と紅茶を飲んだ」が解説部分

※デ格が主題になるとき「では」になる。

例:花子とは 太郎が 原宿で 紅茶を 飲んだ。

「花子」が主題、 「太郎が原宿で紅茶を飲んだ」が解説

※ト格が主題になるとき「とは」になる。

紅茶 太郎が 原宿で 花子と 飲んだ。

「紅茶」が主題部分、 「太郎が原宿で花子と飲んだ」が解説部分

※ヲ格が主題になるとき「は」になる。

★クイズ★

次の主題は「ガ格」「ヲ格」「二格」「デ格」「ト格」「へ格」「カラ格」「ヨリ格」「マデ格」のどの格から取りたてられたものですか。

1.会社へは地下鉄で通勤している。

2.ロサンゼルス東京から直行便で12時間かかる。

3. その場所温泉が出た。

4.このガラス絵小樽で購入した。

5.その公園子供がサッカーをしている。

★答え★

1.へ格 2. マデ格 3.カラ格 4.ヲ格 5.デ格

③ 命題とモダリティ

命題・・客観的事実を表す部分

モダリティ・・話し手の気持ちを表す部分

例:まさか太郎が 原宿で 花子と 紅茶を 飲んだなんて信じられない。

太郎が原宿で花子と紅茶を飲んだ・・・命題

まさか・だなんて信じられない・・・モダリティ

★クイズ★

Q. 次の分の命題を表す部分はどこですか。

1.日本の近海で台風が発生したそうだ。

2. 温泉でゆっくり休みたい。

3.もしかしたら同窓会に参加できないかもしれない。

4.この店のラーメンがうまいんだよね。

5. 嘘をぜったいにつくべきではない。

★答え★

1.日本の近海で台風が発生した

2. 温泉でゆっくり休み

3.同窓会に参加できない

4.この店のラーメンがうまい

5.嘘をつく

おつかれさまでした(^^♪

本日は日本語の文型や、助詞について勉強しました。どうでしたか?

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参考にした教科書

ヒューマンアカデミー著 「日本語教育能力検定試験第5版

スリーエーネットワーク 「初級を教える人のための日本語文法ハンドブック

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