品詞
今日は、日本語の品詞について勉強します。以下の6項目について勉強します。
➀ 動詞 のグループ1・2・3
② イ形容詞とナ形容詞と名詞
③ 属性形容詞 と 感情形容詞
④ 指示代名詞「こ・そ・あ・ど」
⑤ 副詞]
⑥ 助詞
では始めましょう。
➀ 動詞 のグループ1・2・3
外国人に日本語を教える時、日本語の動詞には、3つのグループがある、と教えます。
動詞1: 「〇〇ます」の、ます、の前が、「い段」の動詞
例:いきます のみます はしります
動詞2: 「〇〇ます」の、ます、の前が、「え段」の動詞
例:ねます たべます
例外もあります。起きます、います、浴びます は 「い段」ですが、動詞2になります。例外なので、覚えます。
動詞3:来ます、します、〇〇します
★クイズ★
次の動詞を、動詞1,2,3 に分類しましょう。
1.咲きます
2.帰ります
3.こわします
4.来ます
5.ほめます
6.煮ます
7.勉強します
★答え★
1.動詞1 2.動詞1 3.動詞1 4.動詞3 5.動詞2 6.動詞2(い段ですが、例外で、動詞2です) 7.動詞3
②イ形容詞とナ形容詞
イ形容詞:「~い」で終わる形容詞
例:広い公園
ナ形容詞:「~な」で終わる形容詞
例:きれいな公園
②ナ形容詞と名詞
ナ形容詞:「~な」という形で名詞につく。
例:きれいな公園
名詞:「~の」という形で名詞につく。
例:みんなの公園
★クイズ★
次の品詞は、名詞・ナ形容詞のどちらですか。
1.祖父は元気だ。
2.逮捕されたその人は無実だ。
3.その店の店員は親切だ。
4.テストの結果が不安だ。
5.この車は日本製だ。
★答え★
1.ナ形容詞 2.名詞 3.ナ形容詞 4.ナ形容詞 5.名詞
③ 属性形容詞 と 感情形容詞
属性形容詞:事物の性質や状態を表す。
例:明るい・有名だ
感情形容詞:人間の感情や感覚を表す。
例:楽しい・不安だ
★クイズ★
次の形容詞は、属性形容詞・感情形容詞のどちらですか。
1.花粉症で目がかゆい。
2.数学が苦手だ。
3.店の雰囲気が華やかだ。
4.式典の雰囲気が重々しい。
5.寝不足で太陽がまぶしい。
★答え★
1.感情 2.感情 3.属性 4.属性 5.感情
④指示代名詞「こ・そ・あ・ど」
現場指示:現場で指し示すもの。
例:その服、似合ってるよ。
文脈指示:話の中で出てきた物事を指し示すもの。
例:あの約束、まだ覚えている?
★クイズ★
次の指示代名詞は、現場指示・文脈指示のどちらですか。
1.このお菓子、おいしいね。
2.それっていつの話?
3.その服、似合ってるよ。
4.あそこにある鞄をとってください。
5. あの約束、まだ覚えている?
★答え★
1.現場 2.文脈 3.現場 4.現場 5.文脈
⑤ 副詞
情態副詞:動作の様子が「どうであるか」を表す
例:ゆっくり 上がる。
程度副詞: 動作や状態の程度が「どれくらいであるか」を表す
例:とても うれしい。
陳述副詞:打消し、推量、仮定などの表現で後ろの述語と呼応する。
例:たぶん 来るだろう。
★クイズ★
次の副詞は、情態副詞、程度副詞、陳述副詞のどれですか。
1.おそらく
2.ぐっすり
3.がやがや
4.ぴかっと
5.かなり
6.もし
★答え★
1.陳述 2.情態 3.情態 4.情態 5.程度 6.陳述
⑥ 助詞
格助詞:名詞につく。「が」「を」「に」等。
例:子供が公園で遊んでいる。
取り立て助詞:文中の語について、様々な意味をそえる。「は」「なら」など。
例:ベラさんはブラジル人だ。
並列助詞:複数の名詞などを対等な関係で並べてしめす。「と」「や」など。
例:牛乳と卵が必要だ。
接続助詞:節と節をつなげる。「と」「が」など。
例:夏になると、セミが鳴く。
終助詞:文の最後につく。「か」「ね」など。
例:どうしたんですか。
複合格助詞:複合的な格助詞。「について」「と一緒に」など。
例:将来の夢について語る。
★クイズ★
次の助詞は、格助詞、取り立て助詞、並列助詞、接続助詞、終助詞、複合格助詞のどれですか。
1.親として責任を持つ。
2.9時に出かける。
3.それはよかったね。
4.春になると花が咲く。
5.鉛筆と消しゴムが必要だ。
6.勉強ばかりする。
★答え★
1.複合格助詞 2.格助詞 3.終助詞 4.接続助詞 5.並列助詞 6.取り立て助詞
おつかれさまでした(^^♪
本日は日本語の品詞を勉強しました。どうでしたか?
ひとりで勉強するのは難しいので詳しく説明を受けたい、誰かと一緒に勉強したい、個別に質問をしたい、等々ありましたら、
ぜひ、私の日本語教育能力検定試験対策レッスンにご参加ください!
詳細を知りたい方は、こちらのメールアドレスまでご連絡ください。
eridetian@gmail.com
ご連絡お待ちしています!