主要文法項目

1⃣ 自動詞と他動詞

2⃣ ヴォイス

3⃣ アスペクト

4⃣ テンス

5⃣ モダリティ

6⃣ 複文の構造

1⃣ 自動詞と他動詞

  1. 自動詞と他動詞について 

自動詞 目的語(~を)がつかない動詞

例:友達と 公園で 遊ぶ 

他動詞 目的語(~を)がつく

例:服を 着る 

Q.次の動詞は、自動詞と他動詞のどちらですか。

遊ぶ 自動詞

投げる 他動詞

着る 他動詞

泣く 自動詞

見る 他動詞

行く 自動詞

読む 他動詞

通る 自動詞

※「通る」は、「道を通る」、など 「~を」 を使って文を作ることができますが、通る、出発する、出る、離れる、歩く、わたる、抜ける などの移動を表す移動動詞には、目的語はきません。移動動詞は自動詞、と覚えてください。

  • 2. 自動詞と他動詞のペア 

日本語の動詞は、自動詞と他動詞がペアになっているものが多いです。 

自動詞  スプーンが 曲がる / 校庭に 人が 集まる

他動詞  スプーンを 曲げる / 校庭に 人を 集める

Q.次の自動詞に対応する他動詞を答えましょう。

集まる・・集める

曲がる・曲げる

落ちる・落とす

進む・進める

掛かる・掛ける

壊れる・壊す

広がる・広げる

Q.次の他動詞に対応する自動詞を答えましょう。

染める・染まる

伝える・伝わる

沈める・沈む

消す・消える

冷ます・冷める

揺らす・揺れる

向ける・向く

  • 3. 自動詞と他動詞のペアがないもの

日本語全ての動詞に、自動詞、他動詞のペアがあるわけではありません。

無対自動詞 自動詞だけのもの

例:水が凍る (自動詞、対応する他動詞がない)  

無対他動詞 他動詞だけのもの 

例:はしを使う(他動詞、対応する自動詞がない)

自他動詞 自動詞と他動詞を兼ねるもの 

例:グループが解散する。(自動詞)

  衆議院を解散する。(他動詞) 

Q.次の動詞は 自他の対応がある動詞、無対自動詞、無対他動詞、自他動詞のどれですか。

ぶつかる:自他の対応がある動詞

泳ぐ:無対自動詞

閉鎖する:自他動詞

調べる:無対他動詞

光る:無対自動詞

濡れる:自他の対応がある動詞

置く:無対他動詞

2⃣ ヴォイス(態)

動詞の表す動きについて、文に現れる人の立場を表す表現

直接受身

例:壁に絵が飾られている

迷惑受身

例:雨に降られた。 

持ち主の受身

例:母に作文をほめられた

Q.次の受け身文は、直接受け身文、迷惑受け身文持ち主の受け身文、の どれですか。  

雨に降られた。 迷惑

満員電車で足をふまれた。 持ち主

父に作文をほめられた。 持ち主

妹が母にほめられた。 直接

寝ようとしてところへ友達に来られた。 迷惑

壁に絵が飾られている。 直接

  • 2. 使役文

強制: 本人の意思と関係なく、強制的にやらせる。

例:母親が子供に手伝わせた

許可:本人の意思を尊重してやらせる。

例:子供を自由に公園で遊ばせる

原因:原因となる事柄が主題となり、ある出来事を引き起こす。

例:志望校に合格して両親をとても喜ばせた

Q. 次の使役文は、強制、許可、原因、の どれですか。  

悪いことばかりして親を心配させる。 原因

いやがる子供に掃除をさせる。 強制

子供には好きなことをさせている。 許可

その知らせは皆を喜ばせた。 原因

犬は公園で自由に走らせる。 許可

  • 3. 使役受身文 : 使役と受身が同時に起きる文。

部下が 残業する

部下に 残業させる使役文

部下が 残業させられる使役受身文

Q. 次の下線部の表現について、使役受身文と異なるものはどれですか。 

➀先生に作文を書かされる。    使役受身

②母親に買い物に行かされる。   使役受身

③子供に服を汚される。     受身文

④子供が父親にピーマンを食べさせられる。   使役受身

  • 4. 可能構文

能力可能: 能力により、できる・できない、がきまる。

例:私は1キロ泳げる

状況可能: 状況により、できる・できない、がきまる。

例:このプールは9月まで泳げる

Q. 次の下線部の表現について、可能構文の状況可能と異なるものはどれですか。 

➀風が強くて、傘がさせない。 状況可能

②財布を忘れて、お金が払えない。 状況可能

③パソコンが壊れて、仕事ができない。 状況可能

④英語が苦手で、全然しゃべれない。 能力可能

  • 5. 自発構文: ある動きや思考、感情などが、行為者の意思とは関係なく、自然に起きること。

例 見える、聞こえる、思われる、思い出される、泣ける、笑える

Q. 次の下線部の表現について、自発構文と異なるものはどれですか。 

➀9月になってめっきり秋が感じられる。 自発構文

②この傾向はますます強まると見られる。 自発構文

③成績が悪くて母親に怒られる。 受身文

④混雑はしばらく続くと思われる。 自発構文

  • 6.授受表現

補助動詞として使われる「~てもらう」は、受身文に近い意味を持つことがある。

例:危ないところを助けてもらった。(助けられた)

自分より目下の相手に使われる「~てもらう」は、使役文に近い意味を持つことがある。

例:子供に塩を買いに行ってもらう。(買いに行かせる)

Q. 次の下線部の表現について、使役文に近い授受表現と異なるものはどれですか。 

➀息子に迎えに来てもらった。 使役に近い(目下)

②友達に本を貸してもらった。 受身に近い

③部下に説明してもらった。 使役に近い(目下)

④電気屋に修理してもらった。 使役に近い(目下)

3⃣ アスペクト

出来事の段階をあらわす。

  • 1.「~ている」

① 動きの進行

例:日本語教育能力試験の勉強をしている

② 動きの結果の状態

例:ガラスが割れている

③ 繰り返し

例:毎週末サッカーをしている

④ 状態の継続

例:私は熊谷に住んでいる

⑤ 経験

例:私はその映画を3回見ている

Q.次のテイル文は、1.動きの進行、2.動きの結果の状態、3.状態の継続、4.繰り返し、5.経験のどの用法ですか。

①飛行機が次から次へと飛び立っている。  4. 繰り返し

②何の本を読んでいるんですか。   1. 動きの進行

③海が好きで、沖縄には5回行っている。    5. 経験

④その選手の記録はとびぬけている。   3. 状態の継続

⑤昨日の大風で枯れ葉がたくさん落ちている。   2. 動きの結果の状態

  • 2. 国学者金田一の動詞分類

a.状態動詞:状態動詞ル形で現在の状態を表す。

例)机の上に本がある

b. 継続動詞: 「~ている」を付けると、動きの進行を表す。

例)父がコーヒーを飲んでいる

c. 瞬間動詞: 「~ている」を付けると、動きの結果の状態を表す。

例)服が汚れている

d. 第4種の動詞: 「~ている」を付けると、状態の継続を表す。必ず「~ている」の形で使われる。

例)彼女の運動能力はずばぬけている。 ×ずばぬける

Q.次の動詞は、金田一の分類である、a.状態動詞 b.継続動詞 c.瞬間動詞 d. 第4種の動詞 の どれですか。

飲む  b 継続動詞

走る  b 継続動詞

ある  a 状態動詞

点く  c 瞬間動詞 

優れる   d 第4種

割れる    c 瞬間動詞

実在する   a 状態動詞

  • 3. テアル文と テイル文

【他動詞】てある: 意思動詞(意図性を感じる)

例)飲み物が冷やしてある。(冷やす・他動詞)

【自動詞】ている: 無意志動詞(意図性を感じない)

例)飲み物が冷えている。(冷える・自動詞)

※無対他動詞のテアル文には、自動詞がないため、対応する、テイル文がない。このような場合、テアル文は、意図的、意図性を感じない状況を両方表すことができる。

例)弁当が置いてある。 (置く・他動詞⇔ 自動詞がない)

Q.次のテアル文の中で、非意図的な状況も表せるものを二つ選びましょう。

➀風呂が沸かしてある

②封筒に会社名が印刷してある。 印刷する⇔自動詞ない

③家の前に車が止めてある

④雨戸が閉めてある。 

⑤自転車が止めてある

⑥壁にポスターが貼ってある。  貼る⇔自動詞ない

答え:②と⑥

Q.次のテアル文をテイル文に、テイル文をテアル文に変えましょう。

➀居間に油絵が掛けてある。  掛かっている

②部屋が片づけてある。 片付いている

③お湯が沸かしてあった。 沸いていた

④ビールが冷えている。 冷やしてある

⑤洗濯物が乾いている。 乾かしてある

⑥電気が消えている。 消してある

Q.次のテアル文について、「対応する自動詞+テイル」をもたないものを一つ選びましょう。

➀ドアが閉めてあった。 閉まっていた

②手紙の封が開けてあった。 開いていた

③ポスター丸めてあった。  丸まっていた

④たくさんのごみが捨ててあった。 自動詞なし 

⑤たくさんの商品が並べてあった。 並んでいた

答え:④

4⃣ テンス  

時を表す文法カテゴリー

  • 1. ル形とタ形 :述語は、ル形とタ形の形に分かれ、ル形は現在と未来を表し、タ形は過去を表す。

  

 ル形(現在・未来)タ形(過去)
動詞食べ /食べます食べ / 食べました
イ形容詞美し /美しいです美しかっ / 美しかったです
ナ形容詞穏やか / 穏やかです穏やかだった / 穏やかでした
名詞子供だ / 子供です子供だった / 子供でした

Q. 次の文の中で、未来の事態を表していないものを一つ選びましょう。

➀明日には台風が日本に上陸する

②今日はスーパーへ行って買い物する

③今日はよく晴れている

④間もなく信号が赤から青に変わる

⑤今から町へ出かける

答え: ②

Q 次の文の中で、現在の事態を表していないものを一つ選びましょう。

➀テーブルの上にミカンがある

②父親が本を読んでいる

③今日の海は穏やかだ

④田中さんは大学生だ

⑤天気予報によると今日は雨が降る

答え:⑤

  • 2. 絶対テンスと相対テンス

絶対テンスは、発話時を基準として、事態がそれより前か(過去)、同時か(現在)、後か(未来)と判断する。

➀花子は大阪に行った(発話時より前・タ形・過去)

②花子は大阪にいる。(発話時と同時・ル形・現在)

③花子は神戸に行く。(発話時より後・ル形・未来)

複数の事態を複数の述語で表す複文では、従属節の述語のテンスは相対テンスとなる。

時を判断する基準が発話時ではなく、主節の事態の時となる。

➀東京に出てくるときに、友達が集まってくれた

  (相対テンス)      (絶対テンス)   

②東京に出てきたときに、友達が集まってくれた

  (相対テンス)      (絶対テンス)   

Q 次の文の中で相対テンスではないものを一つ選びましょう。

食べる前に手を洗う。

②テレビを見た後で、風呂に入る。

③歯医者に行くときに、歯を磨いた。

④実家に帰るときに、手土産を買った。

⑤試合に負けて、がっかりした。

答え:⑤

  • 3. ル形の恒常的な表現

動作ではなく、一般的な事態や、繰り返し、真理、規則などを表す場合、過去・現在・未来という時間の枠にとらわれない表現となる。

恒常的な表現

➀一般的事実

例 日本人は米を食べる

②私は毎日散歩する

例 繰り返し

③ 真理

地球は太陽の周りをまわる。

④ 規則

車での進学を禁止する。

⑤ ことわざ

目は口ほどに物を言う。

Q 次の文の中で、恒常的な表現ではないものを一つ選びましょう。

➀コアラはユーカリを食べる。(一般的事実)

②風が吹けば、桶屋が儲かる。(ことわざ)

③太陽は東から昇って西に沈む。(真理)

④山田さんは来週沖縄に行く

⑤試験の点数で合否を決める。(規則)

答え:④

  • 4.タ形の「完了」

タ形には、過去と、現在完了を表す表現がある。

➀もう映画を見ましたか? いえ、まだ見ていません。(現在完了)

②昨日映画を見ましたか? いえ、見ませんでした。(過去)

※過去の否定形は、タ形になるのに対し、現在完了の否定形は、テイル形になる。

Q 次の文の中で、現在完了のタ形ではないものを一つ選びましょう。

➀お、宅急便が届いた

②おや、もうお父さんが帰ってきた

③ねえ、今話題のアニメ、見た

④昨夜、すごい雨が降った

⑤お湯が沸騰したよ。

  • 5. テンスとは異なるタ形

タ形には、テンスとは異なる意味を持つものある。

➀命令

例 さあ、買った買った。今日は安いよ。

②発見

例 あったあった、こんなところに財布があった。

③確認

あなたは山梨出身だったんですか。

④ 想起

そうだ、今日は燃えるゴミの日だった

Q 次の文の中で、過去を表すタ形を一つ選びましょう。

➀掃除の邪魔だよ、どいた。(命令)

②俺のおごりだよ、さあ、食った。(命令)

③ありゃ、また日本チームが負けた。(過去)

④忘れてたよ、今日は会議だった。(想起)

⑤確か君は北海道の出身だったね。(確認)

5⃣ モダリティ

文は、命題とモダリティによって構成されている。

命題は、文の基本的な部分、客観的に把握される事柄。

モダリティはその事柄に対する話者の主観的な判断や聞き手への働きかけを表す要素である。

  1. 対事的モダリティと対人的モダリティ

対事的モダリティ:一般論や、自分の義務を述べるとき

    例 その制度は廃止するべきだ。

対人的モダリティ:聞き手への忠告を述べるとき

 例 君はもっと勉強するべきだ。

Q 次の下線部の表現について、対事的モダリティではないものを一つ選びましょう。

➀ ちょっと休憩しませんか。

② 明日は雪が降るらしい。

③ あの木の枝は折れそうだ。

④ もしかしたら風邪を引いたかもしれない。

⑤ 今日は残業しなければならない。

Q 次の下線部の表現について、対人的モダリティではないものを一つ選びましょう。

➀ その問題を解くには発想を転換することだ。

② そこの醤油を取ってください。

③ 今度の会議、出席するんだよね。

④ そこにごみを捨ててはいけないよ。

⑤ 忙しくてね。明日テストなんです。

  • 3.意志のモダリティ

意志を表す動詞が一人称で表されると、意志のモダリティとなる。意志のモダリティには文末に何もつかない。

例  私は来年オーストラリアに留学します。  

   私は今年検定試験を受験します

Q 次の下線部の表現について、意思のモダリティではないものを一つ選びましょう。

➀ 何を言われても僕はあきらめない

② 私は絶対に日本語教師になる

③ 山田君は来年イギリスに留学する

④ 僕は今日は徹夜で宿題をやる

⑤ 僕は一生君を愛します

答え:③

  • 4.推量のモダリティ「そうだ」

外観を見ての感じ、兆候。

例  壁のポスターがはがれそうだ。

   雨がふりそうだ。

Q 次の下線部の表現について、推量のモダリティ「そうだ」ではないものを一つ選びましょう。

➀ この雲行きだと雨が降りそうだ

② 今日は夕立があるそうだ

③ どうやら台風が来そうだ

④ 子供が今にも泣きそうだ

⑤ 大雨で川の水があふれそうだ

  • 5.推量のモダリティ「らしい」

ある情報による推定。

例  鈴木くんは印刷会社で働いているらしい

Q 次の下線部の表現について、推量のモダリティ「らしい」ではないものを一つ選びましょう。

➀ この店は人気があるらしい

② リンさんは帰国するらしい

③ 今日は涼しくて秋らしい。

④ 新しい店ができるらしい

⑤ あの人は試験に合格したらしい

答え:③

  • 6. 確信のモダリティ「ちがいない」

主観的な思い込みでもよい確信   

例  雰囲気からして、山田さんは公務員にちがいない

Q 次の下線部の表現について、確信のモダリティ「ちがいない」ではないものを一つ選びましょう。

➀ きっと彼が手伝ってくれるにちがいない

② もう子供がかえってくるにちがいない

③ 台風の影響で風が強くなるにちがいない

④ この足跡はイノシシにちがいない

⑤ このかばんは君のものにちがいないね

  • 7. 義務・必要のモダリティ「べきだ」

あることが当然なされなければならないとする判断の表現   

例 その制度は廃止すべきだ。(一般的な義務・対事的)

  君はもっと勉強するべきだ。(聞き手への忠告・対人的)

Q 次の下線部の表現について、義務・必要のモダリティ「一般的な義務」ではないものを一つ選びましょう。

➀ その制度は廃止すべきだ

② 評価は客観的であるべきだ

③ 君はもっと努力すべきだ

④ 企業は従業員を大切にすべきだ

⑤ 人々は平等であるべきだ

答え:③

6⃣ 複文の構造

節:述語を中心としたまとまりのことを節という。

複文:一つの節でできた文を短文、複数の節でできた文を複文という。

短文の例: 雨が降っている。

複文の例: 雨が降っているから、傘を持っていったほうがいい。

複文には、色々なタイプがある。

名詞修飾節を含む文: 例 母は、私がプレゼントした時計をつけている。

補足節を含む文: 例 私は彼が昨日そこにいたのを知らなかった。

引用説を含む文: 例 アナウンサーは雨がふるだろうと言った。

副詞節を含む文: 例 田中さんは風邪をひいたので学校を休んだ。

  • 1.名詞修飾節を含む文

母は、私がプレゼントした時計をつけている。

    名詞修飾節:私がプレゼントした   名詞:時計

名詞修飾節は、内の関係外の関係 の二種類がある。

内の関係・・修飾されている名詞が修飾する述語に対して、格関係を持つ。

花子が焼くパン  → 花子がパンを焼く(文になる)

外の関係・・修飾されている名詞が修飾する述語に対して、格関係を持たない。

 花子がパンを焼くにおい → におい、、花子がパンを焼く(文にならない)

Q 次の下線部の名詞修飾節は、(a)内の関係 (b)外の関係 のどちらですか。

➀ バーベキューをしている匂いがする。外

② 落とした財布が戻ってきた。 内

③ 高校で一緒に学んだ同級生と再会した。内

④ その授業で見たドキュメンタリーは衝撃的だった。 内

⑤ 海外で日本語を教える夢をもっている。外

限定用法と非限定用法

名詞修飾節には、限定用法と、非限定用法がある。

限定用法:普通名詞を修飾し、特定の意味を加えることで名詞の内容を特定化する。

例: 成績が最も優秀な学生に賞を与える。名詞修飾節を含む文

非限定用法:限定するためではなく、説明を加えるための修飾。固有名詞を修飾する場合。

例: 世界文化遺産に登録された富士山に登りたい。

   一人でもできるウォーキングは、気軽に始められるスポーツである。

Q 次の下線部の名詞修飾節は、(a)限定用法 (b)非限定用法 のどちらですか。

➀ 古いお寺がある京都へ行ってみたい。 非限定

② 修理に出した時計が戻ってきた。 限定

③ チョコレートをもらったお礼にネックレスをプレゼントした。 限定

④ 地球に生きる我々にとって環境問題は人ごとではない。非限定

⑤ 昨年私は世界の金融の中心地であるウォール街を訪れた。 非限定

  • 2. 補足節を含む文

補足語の一部になっているような節を補足節という。

例:友達が歩いているのを見た。

  海外で日本語を教えることが、私の夢だ。

Q 次の下線部の補足節の中で、他と異なるものを一つ選びましょう。

➀ ピアノを弾くのは簡単ではない。

② 近藤さんが引っ越しするのを知っていますか。

③ 祖父が散歩しているのを公園で見た。

④ あの二人が兄弟であるのを誰も信じない。

⑤ そこへ行くのは止めたほうがいい。

  • 3. 副詞節を含む文:副詞のように、主節の述語にかかる。

条件: 秋になると、木々が紅葉する。

原因・理由: 今日は雨が降るから、傘を持って行った方がいい。

時間: テレビを見ているときに、電話がなった。

目的: 日本語教師になるために、養成講座で勉強している。

様態: コーヒーを飲みながら、テレビをみた。

  • 4. 並列節を含む文:二つの節が対等な関係で並ぶもので、「~が」「~たり」「~し」などがある。

 兄は図書館へ行って、弟は塾へ行った。

 その大学は入るのはやさしいが、出るのは難しい。

Q 次の下線部の節は、(a)名詞修飾節 (b)補足節 (c) 副詞節 (d)並列節 (e)引用節のどれですか。

➀ チャンさんは、将来デザイナーになりたいと言っていた。 (e)引用節

② 雨が降りそうなので、傘を持って行きます。(c) 副詞節

③ わたしは雨が止むことを願っている。(b) 補足節

④ あのメガネをかけた人は誰ですか。(a) 名詞修飾節

⑤ そこのコンビニを曲がると、駅が見えます。(c) 副詞節

⑥ 今日は休みだし、天気もいい。(d) 並列節

⑦ 私が掃除をして、ルームメートが洗濯をする。(d) 並列節

⑧ 参加した人全員に記念品が贈られる。(a)名詞修飾節

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